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2007年5月21日 (月曜日)

毎年の健康診断

去年の健康診断から1年…

弱音は吐かないつもりで、この1年が過ぎた。

今思えばあんなに無理しなくて良かったのにとも思えるが、その時は一生懸命だった。

ブログも始めのうちは、すごく意地はってたし…

この1年間は、人生の転機と言えるかもしれない。

自分の中で呟いて言わなかった事や、何年か先の娘に伝えたい事もあり…

あえてブログに書かなくてもいいかとも思ったが、何かの参考になるかもしれないし、反面教師でもいいので。

毎年の健康診断に思う事…

叔母を癌で亡くした。

ちょうど私が高校入学をひかえた頃だった。

 私が生まれた当時、叔母は高校生でまだ自宅にいた。父の兄妹の一番下の叔母である。生まれて初めての玩具も叔母が高校帰りに買ってきてくれたと母から聞いた事がある。

小さい頃は一緒にお風呂にも入っていた。叔母は腿の内側1平方cmの中に無数の鮮やかな黒いホクロがありそれを鮮明に覚えている。肌の感じも自分と似ていた。

自分が物心ついてからは「マリラはお風呂でうんちしちゃって…(大笑)」とからかわれた。朗らかな叔母だった。

 叔母は同じ町内の長男に嫁いで二児の母になった。上の子が保育園に入った頃、よく実家(うち)に帰ってきては、下の子供を祖母に預けて横になり休んでいた。体がだるいとよく言っていた。体調不良でも医者には行かずに健康食品に救いを求め、良くなるはずはない。義理の姉である私の母に連れられ大きな病院に行ったがそのまま入院する事になった。すでに癌に侵され手のつけられない状態になっていたのだと思う。

 当時、癌は家族にだけ知らされ、患者本人には治る病気だと告げられるご時勢だった。

叔母は30歳になるかならないかの年齢で若さゆえ余計に病名は伏せられた。癌と知っているのは周りの大人だけ…中学生の私ももちろん知らなかった。

 1年以上入院していただろうか。

叔母から時々手紙をもらった。

下の子供を実家であるうちで預かっていた事もあり気になったのだと思う。(母として当たり前だが)

「マリラ、元気ですか。なかなか良くならないけど治療頑張っています。○と○(自分の子供)の事よろしく。一緒に遊んでやってね……」と。

入院中も「○が小学校に上がるからランドセルを買いに行ってやりたい。下の○は保育園に泣かずに行くかな…」と言っていたと看病帰りの祖母や母が話していた。

 私は治るものだと思って疑わなかった。年齢の順に逝くものだと思っていた…そうでないケースもいくつも知っているのに、まさか叔母に限ってそんな事はないとうい気持ちだった。薬(抗癌剤)の副作用で体調が悪く、腹水も溜まるようになり、栄養の点滴をしても痩せる一方でモルヒネも打っていると子供ながらに聞いていたがそれでも治ると思っていた。

お見舞いに行った記憶がない、というより、行かせなかったのではないかな。

高校受験間際の叔母からの手紙では「受験番号が私の病室と同じだから、大丈夫絶対合格するよ。みんな元気な人ばかりだから。(千円同封)これでチョコレートでも買って、受験勉強頑張りなさいよ…」と、ベットからも起き上がれないのに。

高校に合格して新品の制服がきた春休み、叔母は逝ってしまった。

新品の制服で葬儀に参列したのを覚えている。

告知を受けずに闘病していた叔母、後半は気づいていたのではないだろうか。

それでも周りが気を使い大丈夫だと励ます。叔母も大丈夫を演じていたのではないかな。

残酷だ。

とくに叔母が亡くなった歳に近づくにつれ、あれで良かったのかと疑問に思い始めた。

告知の仕方にもよるが、残された時間を子供のため、旦那さんのために使えたかもしれない。…それでもどちらがいいかは判らない。

 自分は健康診断を必ず受けようと、子供や家庭を持った親としての責任だと思っている。

子供が自立するまでは健康管理を怠らないようにする。せめてもの親の務め。

万が一、結果が悪くても、真正面から立ち向かってやると意地でも思っている。

自分のためにも、そして叔母が身をもって教えてくれた事を無駄にするわけにはいかないから。

30歳…叔母と同じ年齢になった頃から健康診断を受けている。

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残しておきたい事」カテゴリの記事

コメント

★りんごJAMちゃんへ

そうだねぇ、りんごちゃんぐらい。
切ないね…
今こうしている事が有難いし、無駄に過ごしてはいけないなぁと思うようになったよ。
それから、辛い事があってもいつか立ち直ると信じて、クヨクヨしない。
ブログ友からも勇気と笑いをいっぱいもらってるからね。
幸せです♪
追伸…泣くなっ、ねっ、免疫力下がるぞ (^v^)笑顔笑顔

★たまにはマジコメしばやんさんへ

ほ~んと、マジコメだね…って、
反省強化月間とか言う自分を棚に上げといて!( ̄▽+ ̄)へへ…
確かに、「ネット環境が整っている現在、大枠に病名を調べることが可能」なんだよね。
今S病院に入院中の友達の場合も、通院中に病院のPCで調べて白血病だと解ったって言ってた。それ聞いて複雑…
…という事でしばやんさんも、奥様も健診行ってくださいね。

★ぷるぷるさんへ

ありがとね<(_ _)>
叔母の娘は叔母の事覚えていないんだって、物も残ってないみたい。3、4歳だったから。
もし、告知してたら娘の記憶が違ったかもしれないって思ってさ。
…身内ではこの話題できない雰囲気だし、言う事もないしね。
でも、何か残せたら良かったのにって思っちゃう。
難しいよぉ。
でも今の自分には満足してるよ、ぷるぷるさんはどう?

★yattiさんへ

あの当時は言わないのが当たり前だったよね。
今思うだけで、キューンと苦しくなるね。
今の自分は癌になったのは悔しいけど、それをどう治すか、どう付き合っていくか自分で選択できるから幸せだと思う。
yattiさんの言うように、病気に負けたくない…
この言葉、去年の夏S病院の告知後のアンケート(調査?)に書きましたっけ。
頑張んなきゃね(^v^)

★ラムちゃんへ

ラムちゃんの旦那さんは桜の季節に笑顔で会いに来てくれてるよ、きっと。
心配させんじゃないよぉ、旦那さん♪笑顔笑顔

さっき書いたけど、知り合いの13歳の息子さんは白血病だと知っていて看護婦さんとも仲良しで薬の知識も看護婦さん以上でね、将来は医療関係の仕事に就きたいって…13歳の若さで逝ってしまい、悲しいより悔しかった。
うちの下のと同じ歳。
子供への告知は、辛すぎるよぉ…。
辛すぎて、何考えたらいいのか解らない。

※反省強化月間なんで、まだまだ私の反省は続きます。
(体と一緒で)重いけど、この1年まず振り返ってみないと…です。

★pumitaさんへ

なんか、シュンとさせちゃってごめんね。
pumitaさんの頑張っている姿は甥っ子君や姪っ子さんがちゃんと見ていると思うよ。
人から学ぶってすごく大事。
30年も前は、お医者様にお任せで今みたいに治療が選べないのも辛かっただろうね。
『大切な人の笑顔のためにも…』っていい言葉だね。
ほんとそう思う。ありがとう♪

30歳という年齢もあり、恐れ多くもマリラさんの叔母様に
自分がかぶって、なんとも切ない気分になりました。
こんなご時世もあって、当たり前のように告知は受け、
私も性格上、とことん知ることを望み、病気を受けとめた上で
どう生きるのか・・・病気ははっきりいってイヤだけど
ちゃんと自分に向き合えるように考えられることは
よかったと思っています。
なので・・・泣かないつもりで、泣いちゃいましたよ。
私もマリラさんの叔母さんの気持ちを無駄にしないように
自分の人生、真っ向勝負でいきたい(生きたい)

★シロクマちゃんへ

お~いおい、シロクマちゃん 涙ポロポロはいかんよぉ…免疫力サゲサゲにならん程度にお願いしますね。
でも泣いてスッキリする事もあるからなぁ。
叔母もそうだったけど、近所の7歳の女の子、知り合いの13歳の男の子を白血病で亡くしたのね…
その子の為にも弱音ははいちゃダメだって思ってね。
こんな性格でいるんです、私。
もち、シロクマちゃんの明るさも励みだよ。

告知の問題・・・難しいですね。
以前は不治の病と言われてたし、本人には告知しない事が多かったのかな。いまやガンは必ずではないけど治る病気。また、告知しなかったとしても、ネット環境が整っている現在、自分の病状、薬などなどで大枠に病名を調べることが可能だと思います。
私の時は自分自身に告知してもらいました。身近な親族でも一部の人には性格を加味し、退院直前まで本当の病名を伝えなかったです。
その人その人の性格もありますので、一概には言えないのかなぁ・・・

早期発見が重要ですので健康診断を欠かしてはいけませんね。

★ほっこ君へ

ほっこさん、ただいま~。
今はさ、癌は治る病気、上手に付き合っていく病気だから告知もあっけないよね。
でも、叔母を見ていたからこそ冷静だったんだなってこの頃思う。
いい勉強させてもらった…叔母には感謝感謝。
その気持ちもあってのピンクリボン活動なんだけどね。
ほっこさんも一緒で、よ~ござんした=心強い&楽しい。
これからもヨロピク。
※写真ありがと~♪お礼は今度 体で…

★MIKAちゃんへ

MIKAちゃん、考えていたんだぁ…
闘病記とか読んでると、そこから学ぶモノもあるしね。
でも、自分は癌だと知って今があるから幸せだと思ってる。
しか~し、癌は敵だけどね!
MIKAちゃんも体調不良→早めに病院に行ってね。
いつも、おちゃらけている(ふざけている)自分なんで、こんな真面目なとこ見せちゃって、てへへです。
ありがとね♪

叔母様の事があったからこそ、
きっと、健康に過ごさなくちゃと感じられるんだね。

昔はなかなか本人には告知しなかった・・・

でも医学は進歩して、治るがんも増えてきた。

だからこそ、多くの人に早期発見・早期治療をして欲しいね。

叔母様も、がんばっているマリラさんを見守ってくれているよ!!

読んでいて思い出しちゃった。
私の弟も同じ様な病気だったような
ちょうど私が高校から短大に行く頃
闘病生活だった。
親しか病名を知らされてなかった
病院に行くにも足が遠のいていた。

辛そうな顔を見られなかった
でも本人は元気になって戻ってくると

結局かなわなかったけれど
今私が病気になり告知からはじまり
治療をしているのだけれど
やっぱり知らされているほうが闘えるよね

病気に負けたくないよね
おば様の分も、私は弟の分も
生きたいよね

マリラ姉さん、こんばんはぁ。
若くして亡くなった叔母さん、きっとね気付いてたと思うよ。

私のパパは突然死だったんだけど、亡くなって半年位経った後にチビが「無道膜炎」っていう感染症で10日間入院した事があって、付き添いで私も病院に寝泊りしてたのね…。
その時に同じ小児病棟で付き添ってたお母さんと仲良くなったんだけど、彼女のチビちゃんは重い心臓病で、もうあと3ヶ月持たない…と言われてたの。
もちろんチビちゃんはまだ子供(当時6歳くらい)だから、告知なんて出来ないけど…
その時にね、「苦しまない突然死が良いか」「医者から告知されて心の準備出来たほうが良いか-本人も家族も-」で話した事あるんだぁ。

確かに余命告知は本人も家族も辛いけど、私はパパが突然逝っちゃって後悔ばかりが残ったし、パパもその時はそうだったと思うの。(今は成仏してるハズ…だよね?パパ)

姉さんの記事からちょっとズレちゃったかな?ごめんね。
この記事を読んで我が子を看取ったあのお母さんの事を思い出しました。

こんばんは☆
しばらく 涙が止まりませんでした。

素敵な叔母さまだったんですね。
残された子供さんや ご主人は、どんなに辛かったことでしょう…
でも、一番 無念で苦しかったのは、叔母さまですよね…
悔しいですね…

予防医学や 早期発見というのは、本当に大事だと、近頃
よく思います。
大切な人の笑顔に会うためにも、皆さんに 健康診断受けてほしいですよね☆

叔母さまは、今も マリラさんのこと 見守ってくれていることでしょうね☆

マリラねーさんの叔母さん、そんなに若くして亡くなったなんて切ないね・・・。
亡くなった人の年齢を超えるのは、なんとも不思議で切ない気持ちになるよね。
数年前に姉の幼なじみが亡くなって、私も最近彼女が亡くなった年齢を超えたの。
逆転しないはずの年齢が、逆転しちゃった。。。

告知って今はする方が主流なんだと思うけど、告知しなかったとしても、闘病の内容でだんだんわかってきちゃうんじゃないのかなあ。
気付いてるけど、気付かないフリをしてる「告知されてない患者さん」って、結構いるのかもしれないね。
それも家族に対する優しさだけど、でも、悲しみもいっぱい感じるね。

なんか今日は、あちこちのブログ読んで涙ポロポロのシロクマでした〜。

告知って問題は昔はそうだったよね。

私自身身内にいなかったから分からなかったけど
社会人になり、病院勤めし始めた頃自分はどっちが
いいって会話していたと思う。

まっ直にひとりで告知されちゃったときは緊張感も無く「はっ?」
って感じだったけどね。
ぼーちゃんに家族と一緒に戦う病気だから家族に内緒は
出来ないって怒られもしていたよ。
おばさん、しっかりマリラちゃん守ってくれているよね。

健康診断で早期に見つかったんだから大丈夫だな。

マリラちゃん こんばんは!
なんだか、この記事。。。今私が考えてる事と同じでした。
告知の問題。
一昔前まではガンの告知はタブーだったんだよね。
でも、もし私がガンだと知らずに直る病気だと思いながら闘病していて家族に最後の言葉も言えないまま。。。という事になったらきっと、悲しいと思う。
知らないふりしてる家族だって、気を使うよね。
ガンだと分かってる上で、みんなで協力して闘う。

なんだか、まじめにコメントしちゃいましたが^^;
この叔母さんの残していった気持ち?っていうのかな?
マリラちゃんやその他の家族が受け継いでいって下さい。

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